ブルーベリーの実がなる季節になると、その可愛らしい姿に惹かれて庭木に迎えたり、大切な人へのプレゼントに選んだりしたくなりますよね。
でも、ちょっと調べてみたら「ブルーベリーの花言葉には裏切りという意味がある」なんて怖い情報が出てきて、不安になってしまった方もいるのではないでしょうか。
特に恋愛関係やビジネスの相手に贈るとなると、変な意味にとられないか心配になるのは当然です。
実はこのネガティブな意味、日本のものではなく西洋の歴史や神話に深く関係しているんですよ。
ここでは、なぜそんな怖い意味がついたのかという由来や、逆に日本で親しまれている素敵な意味についても詳しくお話ししますね。
この記事のポイント
- ブルーベリーに「裏切り」という怖い花言葉がついた神話的な理由
- 「裏切り」以外にもある海外でのネガティブな意味とその背景
- 日本で定着している「実りある人生」や「知性」といったポジティブな意味
- 誤解を避けてブルーベリーをプレゼントするための具体的な伝え方
ブルーベリーの花言葉が裏切りとされる理由
甘酸っぱくて美味しいブルーベリーに、なぜ「裏切り」なんていう物騒な言葉がついてしまったのでしょうか。
その背景には、実は私たちの知らない海外の文化や、ちょっと悲しい物語が隠されているんです。
なぜ怖い?西洋における意味と背景
私たち日本人にとってブルーベリーは「健康に良い」「美味しい」というポジティブなイメージが強いですよね。
でも、海を渡った西洋、特にフランスやスペインといった国々では、少し違ったニュアンスで捉えられていることがあるんです。
現地では、ブルーベリー(または近縁種のビルベリー)の花言葉として「裏切り(Treachery)」や「不信」といった言葉がリストアップされることがあります。
これは単なる迷信ではなく、文化的な背景が大きく影響しています。
西洋では、青や紫といった寒色系は「憂鬱(ブルー)」や「悲しみ」を象徴する色とされることが多く、これが植物の意味にも影を落としているようです。
「美味しい果実なのに、なぜ?」と不思議に思いますよね。
実はこれ、実がなる前の「花の姿」も関係していると言われています。
ブルーベリーの花は、釣鐘のような形をしていて、地面に向かってうつむくように咲きます。
この姿が、「顔を上げられないほどの罪悪感」や「何かを隠している様子」に見えることから、ネガティブな意味が連想されたという説もあるんですよ。

ギリシャ神話の悲劇が裏切りの由来
「裏切り」という強烈な花言葉の決定的な由来は、実はギリシャ神話の悲劇的なエピソードにあると言われています。
ここに出てくる登場人物の名前が、そのまま植物の学名になっているほどなんです。
物語の主役は、ミルティラス(Myrtilus)という人物。
ビルベリーの学名「Vaccinium myrtillus」は彼に由来しています。
彼はある王様の戦車の御者(運転手)だったのですが、王様の娘に恋をしたペロプスという男から「王様との戦車レースで、わざと負けるように細工をしてくれ」と持ちかけられます。
| 登場人物 | 役割と行動 |
|---|---|
| オエノマオス王 | ミルティラスの主君。戦車レースで敗れて死亡。 |
| ペロプス | 王の娘への求婚者。ミルティラスに裏切りをそそのかす。 |
| ミルティラス | 王の御者。主君を裏切って車軸に細工をするが、最後はペロプスに殺される。 |
ミルティラスは誘惑に負け、主君である王様を裏切って戦車の車輪が外れるように細工をしました。
その結果、王様は事故死してしまいます。
しかし、悲劇はここで終わりません。
裏切りをそそのかしたペロプスは、秘密を知るミルティラスを口封じのために海へ投げ込んで殺してしまったのです。
「裏切った者が、さらに裏切られる」というこの救いのない連鎖が、ブルーベリー(ビルベリー)に「裏切り」という消えない烙印を押すことになったんですね。

漫画ワンピースの考察と裏切り説
最近では、神話だけでなく現代のポップカルチャーの影響で「ブルーベリー=裏切り」というイメージが広がっている側面もあります。
特に有名なのが、大人気漫画『ONE PIECE』に関するファンの考察です。
作中の重要人物であるシャンクスに関して、公式設定で「嫌いな食べ物がブルーベリー」とされていることから、ファンの間で様々な憶測が飛び交いました。
ファンの考察ロジック:
シャンクスがブルーベリーを嫌う
↓
ブルーベリーの花言葉は「裏切り」
↓
シャンクスは過去にひどい裏切りにあった?
あるいは彼自身が裏切り者?
もちろんこれはあくまでファンの考察に過ぎませんが、こうしたエンタメ作品を通じた「意味深な伏線」としての扱われ方が、検索需要を押し上げている一つの要因になっているのは間違いなさそうです。
「好きなキャラに関連する花言葉なのかな?」と調べてみて、その意味の怖さに驚く人が多いのも納得ですよね。

フランス語での欺瞞や孤独の意味
もう少し学術的な視点に戻りましょう。
フランス語の花言葉を見てみると、「裏切り(Trahison)」以外にも、独特なニュアンスの言葉が並んでいます。
- Aveu de la tromperie(欺瞞の告白)
- Recherche de solitude(孤独を探す)
「欺瞞(ぎまん)の告白」なんて、ドキッとする言葉ですよね。
これは、ブルーベリーの実が白い粉(ブルーム)で覆われて本当の色を隠しているように見えることや、小さな実の中に種を隠し持っている構造から来ていると言われています。
また、「孤独を探す」という言葉は、ブルーベリーが基本的に「自分一本だけでは実をつけにくい(自家不結実性)」という性質を、逆説的に表現したものかもしれません。
「誰かがいないとダメ」という欠乏感が、孤独への渇望として詩的に解釈されたとも考えられます。
恋愛の裏切りを指す他の植物と区別
「裏切り」を意味する植物はブルーベリーだけではありません。
もし誰かに花を贈るとき、「変な意味がないかな?」と心配なら、他の「NG植物」との違いを知っておくと安心ですよ。
| 植物名 | 花言葉(ネガティブ) | 由来の深刻度 |
|---|---|---|
| ブルーベリー | 裏切り | 神話由来だが、現代日本ではポジティブな意味が優勢。 |
| ハナズオウ | 裏切り、不信 | ユダが首を吊った木とされる伝説があり、宗教的な意味合いが強い。 |
| 黄色のチューリップ | 望みのない恋 | 西洋では黄色が裏切りの色とされるため、恋愛でのプレゼントには不向き。 |
| アジサイ | 浮気、移り気 | 花の色が変わることから。ただし最近は結婚式でも使われる。 |
こうして比べてみると、ブルーベリーの「裏切り」は神話という物語性が強く、ハナズオウや黄色い花のような「宗教的・色彩的なタブー」とは少し性質が異なることがわかります。
ブルーベリーには「救い」となるポジティブな花言葉がたくさんある点が、他の植物との決定的な違いなんですよ。

ブルーベリーの花言葉は裏切りだけではない
ここまで怖い話ばかりしてしまいましたが、安心してください。
日本においてブルーベリーは、とても縁起の良い植物として愛されています。
ここからは、プレゼントにも自信を持って使える、素敵な意味について紹介しますね。
日本では実りある人生や信頼を象徴

日本の園芸界や花言葉辞典では、ブルーベリーは非常にポジティブなシンボルです。
その代表的な花言葉が「実りある人生」です。
これは、小さな木にたわわに実をつけるその姿から来ています。
春に可愛い花を咲かせ、初夏にはたくさんの美味しい実を私たちに恵んでくれる。
その様子はまさに、努力が報われて豊かな結果を生む「成功」のイメージそのものです。
また、「信頼」という花言葉もあります。
これはかつてブルーベリーが薬用として人々の健康を支えてきた歴史や、嘘のない真っ直ぐな美味しさから連想されたものでしょう。
ビジネスパートナーや、長い付き合いの友人に贈るのにもぴったりな言葉ですよね。
知性の意味と受験生への贈り物
意外と知られていないのが、「知性」という花言葉です。
ブルーベリーといえば「目に良い」というイメージがありますよね。
そこから転じて、「物事をよく見る」「真実を見抜く」=「知性」と結びついたと言われています。
こんなシーンにおすすめ:
受験勉強を頑張っているお子さんへの差し入れや、資格試験に挑む同僚へのプレゼントに。
「知性」という花言葉を添えれば、応援の気持ちがよりスマートに伝わります。
青紫という落ち着いた色合いも、冷静な判断力や大人の知恵を感じさせますよね。
敬老の日や、目上の方への贈り物としても決して失礼にはなりませんよ。

プレゼントで誤解を防ぐメッセージ
それでもやっぱり、「相手が裏切りという意味を知っていたらどうしよう…」と心配な方もいると思います。
特にネットで何でも検索できる時代ですから、念には念を入れたいですよね。
そんな時は、メッセージカードで「なぜブルーベリーを選んだのか」を明確に伝えるのが一番の解決策です。
メッセージの文例:
「ブルーベリーには『実りある人生』という素敵な花言葉があります。あなたのこれからの毎日が、豊かな実りでいっぱいになりますように。」
また、「好意」という花言葉を活用するのもテクニックの一つです。
ブルーベリーは、違う品種を二つ並べて植えることで実付きが良くなる性質があります。
これを逆手にとって、二つの品種をセットで贈り、「二人で支え合う」「良い相性」という意味を込めるのです。
注意点:
あえて「怖い意味もあるけど…」と自分から触れる必要はありませんが、もし聞かれたら「それは西洋の神話の話で、日本ではこんなに素敵な意味があるんだよ」と明るく教えてあげましょう。

ブルーベリーの花言葉と裏切りの真実:まとめ
ブルーベリーの花言葉には、確かに「裏切り」というドキッとする一面があります。
それは古代ギリシャの悲劇や、西洋の色彩文化が生み出した歴史の影の部分です。
でも、だからといってブルーベリー自体が悪い植物というわけではありません。
影があるからこそ、光が際立つように、裏切りという悲しい物語があるからこそ、日本で育まれた「実りある人生」や「信頼」という言葉がより温かく、力強く響くのではないでしょうか。
もしあなたがブルーベリーを贈ろうか迷っているなら、ぜひ自信を持って贈ってください。
その小さな実には、過去の悲劇よりもずっと大きな「あなたへの好意」と「未来への希望」が詰まっているのですから。

