兄弟や姉妹へ日頃の感謝を伝えたいとき、また喧嘩の仲直りや誕生日の贈り物として、花言葉に想いを託そうと考えること、ありますよね。
「兄弟愛」という花言葉を持つ花がもしあるのなら、それを贈ってかっこいいサプライズにしたい、そう思うのはとても素敵なことだと思います。
でも、実際に検索してみると「怖い」意味が出てきたり、英語での表現が気になったりと、意外と選ぶのが難しくて迷ってしまうこともあるかもしれません。
実は、植物学的な定義として、直接的に「兄弟愛(Brotherly Love)」という単一の花言葉を持つ植物は非常に少ないのが現実です。
しかし、がっかりする必要はありません。
兄弟姉妹という関係性は、あるときは「家族」であり、あるときは「親友」でもありますよね。
視点を少し広げれば、家族の固い絆や、深い信頼、そして不変の友情を意味する花はたくさん存在します。
この記事では、私がリサーチした情報を基に、あなたの兄弟姉妹への想いを完璧に代弁してくれる植物たちを厳選してご紹介します。
言葉では照れくさくて言えない「ありがとう」や「これからもよろしく」の気持ちを、スマートに、そして感動的に伝えてみませんか?
【この記事のポイント】
- 「兄弟愛」そのものではなく「家族の絆」や「信頼」を表す最適な花がわかる
- 兄や弟には「かっこいい」、姉や妹には「親愛」を示す具体的な植物が見つかる
- ギフトとして贈ってはいけない「怖い花言葉」を持つ花を事前に回避できる
- メッセージカードに添える言葉や選び方のコツで相手に喜んでもらえる
花言葉で兄弟愛を象徴する植物の意味

兄弟へのプレゼントに花を選ぶとき、まず知っておきたいのが「どんな花言葉がふさわしいか」ですよね。
先ほどお伝えした通り、「兄弟愛」そのものをズバリ指す花は限定的です。
しかし、兄弟関係の本質を「血の繋がった他人」ではなく「共に成長する運命共同体」と捉え直すと、選択肢はぐっと広がります。
ここでは、兄弟姉妹に贈るのにぴったりな、ポジティブで温かい意味を持つ花たちを、その植物学的な背景や見た目の特徴と絡めて詳しく解説していきます。
これを知れば、ただ花を贈るだけでなく、「なぜこの花を選んだのか」というストーリーまでプレゼントできるようになりますよ。
家族の絆や団結を意味する花言葉とおすすめ植物3選!

兄弟は、人生における一番最初の「仲間」であり、どんなに環境が変わっても切れることのない関係ですよね。
そんな強い結びつきや、家族全員が一つにまとまっている様子を表現するには、
以下の3つの植物が特におすすめです。
見た目の形状がそのまま「絆」の意味に繋がっているからです。
それぞれの植物が持つユニークな特徴が、そのまま家族のあり方を象徴しています。
ベンジャミン・バロック:
花言葉は「家族の絆」「夫婦の愛」。
クルクルと内側にカールした葉っぱが最大の特徴である観葉植物です。
一般的な植物の葉が外へ向くのに対し、バロックの葉は内側に向かって巻いています。
この姿が「家族のエネルギーを内側に溜める」「家族が中心に集まって身を寄せ合い、守り合っている」ように見えることから、この温かい花言葉が生まれました。
インドなどでは「聖なる木」としても扱われており、兄弟の新築祝いなどにも最適です。
ストック:
花言葉は「愛の絆」「豊かな愛」。
英名の「Stock」には「茎」や「幹」という意味があります。
その名の通り、草花でありながら非常に太くしっかりとした茎を持ち、その上に無数の花を咲かせます。
この揺るがない太い茎が、兄弟関係という人生の「基盤」を象徴しているんですね。
香りも良く、春の訪れを感じさせる素晴らしいギフトになります。
バーベナ:
花言葉は「団結」「家族の和合」。
「美女桜」とも呼ばれるこの花は、小さな5弁の花が傘のように密集して咲き、遠目には一つの大きな花房に見えます。
一人ひとりは小さくても、兄弟や家族が手を取り合うことで大きな円(縁)となり、美しい形を成す。
「和合」という言葉がこれほど似合う花はありません。
チームワークを大切にする兄弟への応援歌のような花です。
特にベンジャミン・バロックは観葉植物なので、切り花と違って長く育てていけるのが魅力です。
水をあげて世話をするたびに、「家族の絆」を思い出してもらえる。
そんな「育てるギフト」として、「これからもずっとよろしく」という気持ちを込めて贈るには最適かなと思います。
ストックやバーベナも、プランターに寄せ植えにして贈ることで、長く楽しんでもらえますよ。
かっこいい花言葉で感謝を伝える

男性の兄弟、特に兄や弟に花を贈る場合、
「可愛いすぎる花はちょっと…」
「男に花なんて喜ばれるかな?」
と躊躇してしまうこともありますよね。
そんなときは、フェミニンな要素を極力排除し、見た目も意味もスタイリッシュで「かっこいい」植物を選んでみてはいかがでしょうか。
男性は視覚的な「フォルム」や「ガジェット感(構造の面白さ)」、そして「社会的成功」を連想させるメッセージに惹かれる傾向があります。
まずおすすめしたいのが、アンスリウムという観葉植物です。
ご存知でしょうか?
まるで人工物のような光沢を持つハート型の赤い仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的で、花言葉は「情熱」「煩悩(恋焦がれる心)」です。
少し恋愛的なニュアンスもありますが、そのエネルギッシュな赤色は、仕事や趣味に没頭する兄弟への「情熱」への賛美として解釈できます。
インテリア性が非常に高く、モダンな部屋に置くだけで空間が締まるため、インテリアにこだわるおしゃれな兄へのギフトとして失敗がありません。
また、青いバラも非常にストーリー性が高く、男性へのギフトに向いています。
バラには元々青い色素がなく、長年「不可能」の代名詞とされてきました。
しかし、サントリーなどの長年の研究により、バイオテクノロジーを用いてついに青いバラが誕生しました。
この背景から、花言葉は「夢かなう」「奇跡」「神の祝福」となっています。
起業、昇進、あるいは難関資格への挑戦など、大きな目標に向かって戦っている兄弟に対し、これ以上のリスペクトを示す花はないでしょう。
寒色系のクールな色合いは、男性の部屋に飾っても違和感がなく、ドライフラワーにしてもその神秘的な雰囲気を保てます。
友情の花言葉を兄弟への贈り物に

大人になると、兄弟は「家族」であると同時に、何でも話せる「親友」のような関係になることも多いですよね。
親やパートナーには言えない悩みも、兄弟なら共有できる。
そんな対等で信頼し合える関係性なら、あえて「家族愛」ではなく「友情」の花言葉を持つ花を選ぶのも粋な計らいです。
| 花の名前 | 花言葉 | おすすめの理由とシチュエーション |
|---|---|---|
| ゼラニウム | 真の友情、信頼、尊敬 |
ヨーロッパの窓辺を飾る定番の花。上辺だけではない、血縁に基づいた深い信頼関係を伝えられます。特に「尊敬」の意味も含まれるため、憧れの兄や姉へのギフトに最適です。また、虫除けの効果があることから「悪いものから守る」という守護の意味も込められます。 |
| ジニア
(百日草) |
遠い友を思う、絆、いつまでも変わらぬ心 |
「百日草」の名が示す通り、夏から秋にかけて100日近く咲き続ける強靭な生命力を持ちます。この性質は、時間の経過によって劣化しない関係性の象徴。「遠い友を思う」という言葉は、就職や結婚で遠方に住んでいる兄弟へ贈るのにこれ以上ないメッセージとなります。 |
| ライラック | 思い出、友情 |
香りの良いライラックは、青春や記憶を象徴します。幼い頃の記憶を共有する唯一無二の存在である兄弟だからこそ、「思い出」という言葉が深く響きます。「あの頃のように、また笑い合おう」というノスタルジックな温かさを伝えたい時におすすめです。 |
特にジニアは、ガーデニング初心者でも育てやすく、次々と新しい花を咲かせてくれるので、「元気でいてね」というメッセージと共に鉢植えで贈ると喜ばれます。
物理的な距離が離れていても、花を見るたびに兄弟の存在を感じられる、素敵な架け橋になってくれるはずですよ。
誕生日に適した兄弟愛を示す花

誕生日に花を贈るなら、その季節に最も美しく咲く花で、かつ兄弟への愛情を的確に示すものがベストです。
必ずしも「366日の誕生花」という定義に縛られる必要はありません。
季節感とメッセージ性を重視した方が、受け取った時の感動は大きくなります。ここでは四季別のおすすめをご紹介します。
春(3月~5月)生まれの兄弟には、チューリップやスイートピーが鉄板です。
チューリップ全般の花言葉は「思いやり」。
特にピンクは「誠実な愛」、白は「新しい愛」を意味します。
進学や就職など、新しいステージに立つ兄弟の背中を押す、明るく希望に満ちたギフトになります。スイートピーの「門出」という花言葉も、実家を離れる兄弟にはぴったりですね。
夏(6月~8月)生まれなら、やはりヒマワリ(向日葵)でしょう。
「あなただけを見つめる」「憧れ」「情熱」といった、強力なポジティブエネルギーを持つ花言葉が並びます。
太陽に向かってまっすぐ伸びる姿は、見るだけで元気が湧いてきますよね。
また、リンドウ(竜胆)もおすすめです。
「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」という深い花言葉を持ち、根が薬草になることから「病気に勝つ」=「健康を祈る」という意味で贈られることもあります。
秋(9月~11月)には、ダリアやコスモス。
ダリアの「感謝」「華麗」は、いつも支えてくれる兄や姉へ。コスモスの「調和」は、家族のバランスを保ってくれる兄弟への感謝として。
そして冬(12月~2月)には、シクラメンやポインセチアが良いでしょう。
これらは「家族の団欒」を彩る冬の鉢花の代表格です。リビングに置くことで家族が集まるきっかけを作る、そんな温かい空間そのものをプレゼントできます。
英語で表現する兄弟愛のメッセージ
花と一緒に渡すメッセージカード。
日本語で「兄弟愛」や「愛してる」と書くのは、さすがに気恥ずかしくてペンが止まってしまいますよね。
そんなときは、英語のフレーズを使ってスマートに表現してみてはいかがでしょうか。英語なら、少し照れくさい感情もスタイリッシュに伝えられます。
一般的に「兄弟愛」は英語で Brotherly Love と言いますが、花言葉の文脈やメッセージカードでは、以下のような表現もよく使われます。
英語で伝えるメッセージのヒント
西洋の花言葉(Language of Flowers)のニュアンスを取り入れた表現です。
- Family Tie / Family Bond(家族の絆):ベンジャミンなどを贈る際に。”To our strong family tie.”(私たちの強い絆に寄せて)
- Unchanging Friendship(変わらぬ友情):ジニアなどの花言葉の英訳として。”Thank you for your unchanging friendship.”(変わらない友情をありがとう)
- Trust(信頼):ストックやゼラニウムの持つ意味合いです。”With eternal trust and respect.”(永遠の信頼と尊敬を込めて)
- Best Buddy(最高の相棒):花言葉ではありませんが、親友のような兄弟へ。”To my brother and best buddy.”(兄であり、最高の相棒へ)
例えば、真っ直ぐに伸びるストックの花束に、「For my dearest brother, with eternal trust.(親愛なる兄へ、永遠の信頼を込めて)」と書かれたカードが添えられていたらどうでしょう?
シンプルですが、言葉以上の重みと洗練された雰囲気が伝わりますよね。
花言葉で兄弟愛を贈る前の確認事項
ここまで「贈るべき素晴らしい花」を紹介してきましたが、実は花選びには絶対に避けて通れない「落とし穴」もあります。
良かれと思って選んだ美しい花が、実は恐ろしい意味を持っていたり、誤解を招くメッセージを含んでいたりしたら大変ですよね。
特に家族間での贈り物は、関係が近しい分、遠慮がなく、失敗した時のダメージも大きくなりがちです。
ここでは、無用なトラブルを回避するために知っておくべき「怖い花言葉」や、相手別の繊細な選び方のコツについて解説します。
怖い花言葉を持つ植物に注意する

インターネットで花言葉を検索すると、サジェストキーワードに「怖い」と出てくることがありますよね。
これは都市伝説ではなく、実際に背筋が凍るような意味を持つ花が存在するからです。
見た目がどれほど魅力的でも、以下の花は兄弟へのプレゼントとしては避けたほうが無難です。
贈り物には不向きな「要注意」な花言葉
- アザミ:花言葉は「報復」「復讐」「触れないで」。スコットランドの国花であり、侵入してきた敵をトゲで撃退したという伝説から、守護の意味もありますが、一般的には「拒絶」や「攻撃」のニュアンスが強いです。トゲがあるため、渡した瞬間に物理的にも痛い思いをさせる可能性があります。
- 黒ユリ(クロユリ):花言葉は「呪い」「復讐」。戦国武将・佐々成政の伝説(愛妾が殺される際に残した呪いの言葉)に由来する非常にネガティブなエピソードが有名です。「愛」という言葉も持ちますが、リスクが高すぎてギフトには論外です。
- ハス(蓮):花言葉は「離れゆく愛」。仏教的な「清らかな心」という意味もありますが、極楽浄土に咲く花としてのイメージが強く、弔事や別れを連想させます。これから未来を生きる兄弟への「お祝い」には不向きです。
もしこれらの花を知らずに贈ってしまい、受け取った相手が後で花言葉を検索したとしたら…。
「何か怒ってるのかな?」「縁を切りたいのかな?」と、要らぬ心配をかけさせてしまうかもしれません。
リスク管理として、これらの花はリストから外しておくことをおすすめします。
オレンジのユリが持つ意味のリスク
特に注意が必要なのが、フラワーギフトの定番であるユリ(百合)です。
ユリ自体は「威厳」や「純潔」を象徴する素晴らしい花ですが、色によって意味が180度変わってしまう「カメレオン」のような性質を持っています。
具体的に言うと、オレンジ色のユリには「憎悪」「軽率」という意味が含まれています。
もちろん「華麗」「愉快」というポジティブな意味も併せ持っているのですが、「憎悪」という強烈なワードが含まれている以上、わざわざギフトに選ぶ必要はありませんよね。
もしユリを贈りたいなら、純粋な愛や無垢を表す「白(カサブランカ)」や、優しさを表す「ピンク」を選ぶのが安全です。
また、黄色いバラも少し扱いが難しい花です。
父の日のギフトとしても定着しており、「友情」「献身」という意味がある一方で、西洋文化圏では「嫉妬」「薄らぐ愛」「不貞」というネガティブな意味も持っています。
もし、ビタミンカラーで元気な黄色いバラを贈りたい場合は、誤解を防ぐために「『友情』の花言葉を持つ黄色いバラを選びました」と、メッセージカードで一言フォローを入れるのがマナーかなと思います。
この一言があるだけで、相手は安心して受け取ることができますからね。
兄や弟におすすめのフラワーギフト

男性に花を贈る際、花の種類だけでなく「渡す形状(スタイル)」に迷うことはありませんか?
街中で大きな花束を持って歩くのを恥ずかしがる男性は、意外と多いものです。
持ち帰りの負担や、自宅での手入れの手間を考慮することも、兄弟愛の一つの形と言えるでしょう。
そこでおすすめなのが、ドライフラワーのスワッグ(壁飾り)です。
特にプロテアやバンクシア、ユーカリなどの「ワイルドフラワー(ネイティブフラワー)」を使ったスワッグは、枯れる心配がなく、水換えも不要。
何より、その野趣あふれる見た目がインテリアとして非常に「かっこいい」ため、男性ウケが抜群です。
「花」というより「雑貨・アート」として受け取ってもらえるので、ハードルがぐっと下がります。
もし生花を贈るなら、色味を統一するのがポイントです。
例えば、青や紫系の花だけでまとめたクールなブーケや、グリーンを多めに使ったナチュラルなアレンジメントなど。
ラッピングペーパーも、ピンクや赤ではなく、ネイビーやクラフト紙などの落ち着いた色を選ぶと、男性でも持ち帰りやすくなります。
ビタミンカラーのヒマワリを数本だけ、というのも潔くて素敵ですね。
姉や妹に贈る花言葉の選び方

女性の兄弟へのギフトは、年齢や現在の状況(ライフステージ)に合わせて、花のニュアンスを繊細に変えるのが喜ばれるコツです。
姉へ贈るなら
落ち着いたピンクのバラ(くすみピンク・アンティーク系)やフリージアがおすすめ。
「感謝」「気品」「しとやか」といった花言葉を持ち、大人の女性である姉への敬意を表すことができます。
鮮やかすぎるピンクよりも、少し落ち着いた色合いの方が、インテリアにも馴染みやすく喜ばれますよ。
妹へ贈るなら
ガーベラやチューリップが最適です。
ガーベラの「親しみやすい」「究極美」、チューリップの「思いやり」といった花言葉は、妹の元気な笑顔や愛らしさを肯定するメッセージになります。
特に「新しい始まり」を意味する白いチューリップは、就職、結婚、出産など、人生の節目を迎える妹へのエールとして最高の選択です。
また、姉妹同士のような仲の良さを表現したいなら、コデマリも素敵です。
枝垂れる枝に手毬のような白い小花を咲かせる姿はとても優雅で、花言葉には「友情」が含まれます。
「友達のような姉妹」であることを象徴する、可憐でセンスの良い贈り物になりますよ。
花言葉で兄弟愛を深める:まとめ

今回は「花言葉 兄弟愛」をテーマに、言葉にしづらい絆や感謝を伝えるための植物選びについて、詳しく解説してきました。
リサーチの結果、直接的に「兄弟愛」という単語を持つ花は少ないものの、ベンジャミンのように「家族の引力」を表すものや、ストックのように「揺るぎない信頼」を象徴する花を選ぶことで、あなたの想いは十分に伝わることがお分かりいただけたかと思います。
大切なのは、「あなたのことを大切に思っているよ」という気持ちを、花の持つストーリーに乗せて届けることです。
オレンジのユリや黒ユリのようなリスクのある花を賢く避けつつ、相手の性別や好みに合わせた「かっこいい」あるいは「親愛なる」花を選んでみてください。
普段は照れくさくて言えない「ありがとう」も、花言葉という魔法のフィルターを通せば、きっと素直に伝えられるはずです。
この記事が、あなたと兄弟姉妹との絆をより深めるきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。

