「コーヒー豆の購入を考えているけれど、どの豆を選べば良いのか迷っている。」
「世界中から様々な豆が集まっていますが、それぞれの違いは何?」
コーヒー豆を初めて購入しようとする人の多くがこのような疑問を抱くのではないでしょうか。
私自身も「ブラジルやコロンビアなど、名前は聞いたことがあるけれど、それぞれの特徴や違いを詳しくは知らなかった」という状況でした。
まれにですが、あまり一般的ではない種類のコーヒー豆を実際に試してみて、その特徴を学ぶこともあります。
また、コーヒー業界は新しい加工方法が頻繁に登場し、年々進化を遂げています。
しかし、コーヒーの世界に新しく足を踏み入れたばかりの人には、これらの情報が逆に混乱を招くかもしれません。
そこで今回は、コーヒー豆専門店やカフェで一般的に見ることができる、知っておくべき主要なコーヒー豆産地を7つ選んでご紹介します。
もし豆選びに迷っているなら、これらを参考にしてみてください。
おすすめコーヒー豆産地トップ7
さて、ここで私が個人的にもおすすめし、知っておくと良いコーヒー豆の産地トップ7を紹介します。
- ブラジル
- コロンビア
- エチオピア
- グアテマラ
- インドネシア
- コスタリカ
- ジャマイカ
もちろん、これら以外にも素晴らしいコーヒー豆を産出する地域は多数存在しますが、コーヒー作りを始めたばかりの方には、これらの産地を選ぶことをお勧めします。
シングルオリジンの豆を扱う店舗でも頻繁に見かけるこれらの産地の豆は、私もよく購入しています。
コーヒーの産地についてまだあまり知らない方は、まずはこれらの国名を覚えると良いでしょう。
産地によるコーヒー豆の選び方とその特徴
それでは、先に挙げた産地から、どの国のコーヒー豆を選ぶべきか考えてみましょう。
コーヒー豆選びのキーポイントは、味わい、香り、ボディ感、酸味、バランス、そしてアフターテイストに基づいて個々の好みに合わせて選ぶことです。
ただし、詳細に選ぶのが難しい場合は、特に初心者の方々には、酸味が強いか、苦味が強いかを基本として考えると良いでしょう。
提案した7つの主要な産地のコーヒー豆は以下のように分類できます。
- 酸味を好む方向け:エチオピア、グアテマラ、コスタリカ、ジャマイカ
- バランスが良いコーヒーを求める方:ブラジル、コロンビア
- コクと苦味を重視する方:インドネシア
苦味を好む方にはインドネシアや、酸味や甘味が特徴のエチオピアやグアテマラがお勧めです。
さらに、コーヒーの風味は産地だけでなく、加工方法や焙煎の度合いによっても大きく変わります。
これらの情報を参考に、どのコーヒー豆を選ぶか決めてみてください。
主要な産地からのコーヒー豆の風味と特性
ここで、私たちが推奨する主要な産地のコーヒー豆の個々の特性を詳しく見ていきましょう。
ブラジル
ブラジルはコーヒー生産で世界をリードしています。
この国の豆は、酸味、コク、そして苦味のバランスが取れており、多くのブレンドに利用される主要な原料です。
市場で販売されるブレンドコーヒーの成分表に最も頻繁に登場するのがブラジル産の豆です。
皆さんも意識せずともブラジル産の豆を味わっているかもしれません。
コロンビア
コロンビアは南米でブラジルに次ぐ重要なコーヒー豆の生産地です。
こちらの豆は、酸味とコク、そして甘味のバランスが素晴らしく、シングルオリジンとしても、またブレンドにもよく使用されます。
ブラジルに比べると、酸味が際立っており、その香りの良さから飲みやすいと評されます。
コロンビアでは、「スプレモ」と称される大粒の豆が高品質とされ、広く流通しています。
エチオピア
コーヒーの起源とされるエチオピアは、フルーツのような酸味と甘さを持ち、豊かなコクも楽しめます。
市場で「モカ」と表記されているコーヒーの多くがエチオピア産であり、これはエチオピアのモカ港からの輸出に由来します。
エスプレッソベースのカフェモカとは異なる点に注意が必要です。
グアテマラ
グアテマラ産のコーヒー豆は店舗でもよく見かける人気の産地です。
これらの豆は、フレッシュな酸味と、甘味とコクのバランスが取れた風味を持っており、さわやかな後味が特徴です。
インドネシア
インドネシア産、特に「マンデリン」として知られる豆は、酸味が少なめで苦味とコクが際立ちます。
独特な香りがあり、ブレンドのアクセントやシングルオリジンとしても楽しまれています。
インドネシアの豆は「スマトラ式」と呼ばれる特有の精製方法で加工されることもその一因です。
コスタリカ
コスタリカは中南米に位置し、ここで生産されるコーヒー豆はほぼ全てがスペシャリティコーヒーの範疇に入ります。
口当たりが軽く、クリアな酸味と甘味があり、コーヒーが苦手な人でも試しやすいさわやかな味わいが特徴です。
ジャマイカ
ジャマイカと聞いてもすぐにピンとこないかもしれませんが、「ブルーマウンテン」という名前は聞いたことがあるかもしれません。
ジャマイカ産コーヒー、特にブルーマウンテンは、その卓越した香りとバランスの良い味わいで知られており、最高品質の豆として評価され、それに伴い価格も高価です。
ジャマイカのコーヒー豆全てがブルーマウンテンではなく、特定の産地でのみ栽培されています。
結論と個人的なオススメ
これまでに挙げた7つのコーヒー豆は、初心者がコーヒー豆を選ぶ際に覚えておくと良い、また試してみる価値のある銘柄です。
実際の選択は自分で試してみて、その経験を通じて好みを見つけていくことが一番です。
紹介した7つの産地はどのお店にもよく置かれているため、これらを参考に選んでみることをお勧めします。
最後に、個人的に特におすすめする『ルワンダ』の豆を紹介します。
ルワンダの豆は市場に出回る量は少ないですが、酸味と豊かな香り、そして明確な果実味が特徴です。
私が初めてルワンダのコーヒーを飲んだとき、その鮮烈な風味に驚かされたほどです。カフェで見かけるとつい購入してしまうほどのお気に入りです。
まだ試したことがない方は、ぜひ一度飲んでみてください。