カンナの花言葉と終わりなき旅の関係とは?歌詞の意味や怖い伝説の真相

大工道具の鉋(かんな)と赤いカンナの花が並んでいるコラージュ画像。終わりなき旅の楽曲イメージ。

Mr.Childrenの名曲『終わりなき旅』を聴いていて、ふと気になったことはありませんか?

歌詞に出てくる「カンナ」という言葉は、一体何を指しているのかと疑問に思う人も多いはずです。

 

大工道具の鉋(かんな)なのか、それとも夏に咲く花のカンナなのか。

実はこの言葉には、桜井和寿さんが込めたであろう深い意味や、胸を熱くするような情熱が隠されているんですよ。

 

また、カンナの花言葉や由来について少し検索してみると、「怖い」という予測変換が出てきて驚くこともあるかもしれません。

「え、応援歌なのに怖いの?」って思いますよね。

 

この記事では、そんなカンナにまつわる仏教の伝説や季節、そして誕生花だけではなく、赤や黄色といった色別の意味まで、これでもかというほど詳しく掘り下げていきます。

楽曲のファンの方も、ガーデニング好きの方も、きっと新しい発見があるはずです。

この記事のポイント

  • 名曲の歌詞に隠されたカンナの二重の意味と深層心理
  • 花言葉にまつわる仏教伝説と怖い噂の意外な真相
  • 色や季節によって変わるカンナのメッセージと楽しみ方
  • 楽曲の世界観を自宅の庭で再現するためのおすすめ品種

カンナの花言葉と終わりなき旅の歌詞との関係

ここからは、長年にわたり多くの人の背中を押し続けてきた名曲の歌詞と、そこに登場する「カンナ」という言葉が持つ深い意味について、じっくりと紐解いていきますね。

これは単なる言葉遊びではなく、人生そのものを表すような、とてつもなく深いメタファーが隠されているんです。

歌詞に登場するカンナの意味

Mr.Children『終わりなき旅』の歌詞の一節。「カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては」というテキストスライド。

『終わりなき旅』の冒頭、Aメロの歌詞にある「カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては」というフレーズ。

ここがまさに、この曲の魂とも言える核心部分だと私は強く感じています。

カラオケで歌うときも、ここにグッと力を込める人は多いんじゃないでしょうか。

 

多くのファンや音楽評論の場でも議論されてきましたが、ここは見事なダブルミーニング(二重の意味)になっているという解釈が、最も有力であり、かつ美しいと私は思います。

 

2つの「カンナ」が織りなす解釈の世界

  • 大工道具の「鉋(カンナ)」:木材の表面を薄く削り取り、平滑にして美しく整えるための道具です。これを人生に置き換えると、甘えや不要なプライドを削ぎ落とし、自分の命や時間をすり減らしながらも、自己研鑽して前に進むストイックな姿が浮かび上がります。「身を削る」という言葉がある通り、本気で生きることは痛みを伴うものです。
  • 植物の「カンナ(Canna)」:真夏の太陽の下で、燃えるような鮮やかな赤い花を咲かせる植物です。「情熱を灯す」という歌詞の通り、削った命をただ失うのではなく、それを燃料にして情熱の炎をメラメラと燃え上がらせるイメージですね。

つまり、この歌詞は「消耗」と「再生」のサイクルを描いているんです。

モノクロの大工道具「鉋(Plane)」と鮮やかな赤色の「カンナ(Canna)」の対比画像。命を削るストイックさと情熱を灯す生命力の象徴。

大工道具のカンナのように自分の命(時間)を削って進むことは、一見すると辛く苦しいことのように思えます。

でも、その摩擦熱によって植物のカンナのような赤い情熱が灯り、それが闇を照らす光となって未来へと続いていく。

命を削ることで生じたエネルギーを、情熱という光に変えて未来を照らしているというわけです。

 

こうやって深掘りすればするほど、桜井和寿さんの詩的な表現力と、言葉選びの凄みに圧倒されますよね。

ただ頑張れと言うのではなく、「削った命は無駄にはならない、光になるんだ」と教えてくれているような気がしませんか。

カンナの花言葉が怖いとされる理由

カンナの花言葉に関連するネガティブなキーワード(怖い、疑い、妄想、堅実な最期)をまとめたスライド。

さて、そんな情熱的なイメージを持つカンナですが、Googleなどで検索しようとするとカンナの後に「怖い」なんて言葉が出てきて、ドキッとした方もいるんじゃないでしょうか。

 

「これからカンナを植えようと思っていたのに…」「プレゼントしようと思っていたのに…」と不安になった方もいるかもしれませんね。

 

実はこれ、カンナが持っている一部のネガティブな花言葉が原因なんです。

ポジティブな意味の裏に、「疑い」「妄想」、さらには「堅実な最期」なんていう、ちょっと背筋が寒くなるような言葉が含まれているんですよ。

「堅実な未来」なら嬉しいですが、「堅実な最期」と言われると、どうしても「死」や「破滅」を連想してしまいますよね。

 

注意したい花言葉の裏側と誤解

これらの言葉は、単に花が怖いからついたわけではありません。

後述する「過去の裏切り」や「嫉妬」にまつわる古い物語が背景にあるため、これらが検索キーワードとして浮上してくるのです。

決して「呪いの花」といった類のものではないので安心してくださいね。

ただ、贈り物にする際は、相手が花言葉に詳しい場合、誤解を招かないようにメッセージカードを添えるなどの配慮が必要かもしれません。

 

でも、私は思うんです。

ただ「怖い」で片付けてしまうのはもったいないと。この背景には、人間の業(ごう)の深さを描いた、次にお話しする深い歴史ドラマがあるんです。

それを知れば、この花が持つ「影」の部分も含めて、愛おしく感じるようになるはずですよ。

仏教にまつわる花言葉の由来

崖から岩を落とすダイバダッタと、仏陀の足から流れた血が赤いカンナの花になる様子を描いた水墨画風イラスト。

カンナの花言葉に「尊敬」という崇高な意味と、「疑い」というドロドロとした感情を表す正反対の意味があるのはなぜか。

これは、仏教の開祖であるお釈迦様(仏陀)と、その弟子でありながら彼を裏切った従兄弟、ダイバダッタ(提婆達多)の伝説に深く由来しています。

 

伝承によれば、かつてダイバダッタは仏陀の弟子でしたが、仏陀の名声が高まるにつれて激しい嫉妬心を抱くようになりました。

「なぜ自分ではなく彼が崇められるのか」という「疑い」と「妄想」に取り憑かれてしまったんですね。

そしてある日、彼はついに殺意を抱き、霊鷲山(りょうじゅせん)の崖の上から、仏陀を目掛けて巨大な岩を投げ落としました。

 

岩は仏陀に当たる直前に砕け散り、命を奪うことはありませんでしたが、飛び散った岩の鋭い破片の一つが仏陀の足の小指に当たり、そこから血が流れてしまったんです。

その仏陀の足から流れ落ちた聖なる血が大地に染み込み、そこから瞬く間に咲き出したのが赤いカンナの花だと言われています。

 

要素 象徴する意味と背景
仏陀の血 「尊敬」「情熱」

聖なる犠牲と、痛みを受けてもなお人々を導こうとする慈悲の心。赤い花色は血の象徴です。

ダイバダッタの心 「疑い」「妄想」

嫉妬に狂い、師を殺そうとした裏切りの心。現実が見えなくなっている状態。

一方、仏陀を害そうとした大罪を犯したダイバダッタはその後、裂けた大地に生きたまま飲み込まれて地獄の業火へ落ちたとされています。

これが「堅実な最期(逃れられない結果)」の由来とも言われているんです。この壮絶なエピソードが、カンナに神秘的で少し怖いイメージを与えているんですね。

 

カンナの季節や開花時期の特徴

少し重い話になりましたが、植物としてのカンナの生態にも目を向けてみましょう。

カンナは基本的に夏の花です。日本の蒸し暑い夏、梅雨明けの6月頃から秋風が吹き始める10月頃にかけて、あの強烈な太陽に向かって力強く咲き誇ります。

 

『終わりなき旅』を聴いていると、汗をかいて息を切らして走っているような、ムッとする熱量を感じませんか?

歌詞の主人公が走っているのは、きっと涼しい高原ではなく、陽炎が立つようなアスファルトの上だと思うんです。

それはきっと、この真夏の炎天下でも負けずに咲くカンナのイメージとリンクしているからだと私は思います。

 

豆知識:カンナの起源とコロンブス

カンナは熱帯アメリカ(カリブ海諸島や南米)が原産です。

実は、1492年にクリストファー・コロンブスが新大陸を発見した際、トウモロコシやタバコと共にヨーロッパへ持ち帰った植物の一つとも言われているんですよ。

未知の世界へ飛び出したコロンブスの「冒険心」もまた、カンナの花言葉である「情熱」に繋がっていると言われています。

 

ちなみに、カンナ科の植物の分布や特性については、多くの植物園でも紹介されていますが、原産地が熱帯であることから、暑さに非常に強く、逆に寒さには弱いという特徴があります。

これは「情熱」を絶やさないためには、常に温かい環境(心持ち)が必要だという教訓のようにも思えませんか?

歌詞と重なるカンナの伝説

「高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな」という歌詞と、困難(岩)を情熱(花)へ昇華させるプロセスを解説したスライド。

先ほどの仏教伝説と『終わりなき旅』の歌詞を改めて重ねてみると、また違った景色が見えてきます。

これはあくまで私の個人的な解釈ですが、非常にしっくりくるんです。

 

人生という旅路には、ダイバダッタが投げた岩のような「予期せぬ困難」や「他者からの理不尽な悪意」、あるいは「嫉妬」が降ってくることがあります。

時には傷ついて、血を流すこともあるでしょう。

でも、そこで流した血や涙(痛み)さえも、地面に落ちて終わりではないんです。

その痛みは、カンナのように鮮やかな花(情熱)に姿を変えて、再び咲き誇ることができる。

 

歌詞にある「高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな」というフレーズは、まさに困難を糧にして、傷つきながらもより強く美しくあろうとするカンナの生命力そのものと言えるのではないでしょうか。

 

仏陀が岩に打たれても道を閉ざさなかったように、私たちもまた、降りかかる火の粉さえも情熱の炎に変えて進んでいける。そんな勇気を、カンナというモチーフは与えてくれている気がしてなりません。

 

カンナの花言葉が彩る終わりなき旅

ここからは、もう少し視点を変えて、色別の花言葉や具体的なガーデニングの話題など、実際にカンナを身近に感じるための実用的な情報をお届けします。

楽曲の世界観を、耳で聴くだけでなく、目で見たり育てたりして、日常の中で楽しんでみませんか?

 

色によって異なるカンナの花言葉

カンナ全体の花言葉は「情熱」や「快活」ですが、実は花の色によっても少しずつニュアンスが変わってきます。

もし、あなたがこの曲を聴いて「よし、やってやるぞ」と思ったとき、あるいは誰かの背中を押したいとき、自分の今の心境に合わせた色のカンナを選んでみるのも素敵ですよね。

 

一般的に流通しているカンナには、赤、黄、オレンジ、ピンクなどがありますが、ここでは特に楽曲のイメージに近い色をピックアップしてご紹介します。

赤や黄色のカンナが持つメッセージ

カンナの色別の花言葉リスト。赤は堅実な未来と情熱、黄色は永遠、オレンジは熱意と歓喜を意味する。

特に代表的な色である「赤」と「黄色」には、それぞれ『終わりなき旅』のテーマに通じるような、力強いメッセージが込められています。

それぞれの色が持つ意味を知ると、カンナを見る目が変わりますよ。

花の色 主な花言葉 楽曲の世界観とのリンク
赤 (Red) 堅実な未来、情熱 「未来だけを見据えながら」進む、揺るぎない決意を感じさせます。仏陀の血の伝説に由来する、最もエネルギーの強い色です。迷いを断ち切りたい時に。
黄 (Yellow) 永遠、永続 「終わりなき旅」というタイトルそのものですね。終わらない希望、ずっと続いていく旅路を象徴しています。また、黄色は再生や光の色でもあります。
オレンジ (Orange) 熱意、歓喜

(※一般的解釈)

「情熱を灯して」突き進むエネルギーの色です。太陽の色に最も近く、見ているだけで元気が湧いてくるような、前向きなパワーを持っています。

もし、何か新しいプロジェクトを始める友人や、転職をして新しい道に進む同僚、あるいは自分自身へのエールとして花を選ぶなら、「堅実な未来」を約束してくれる赤いカンナがピッタリかもしれませんね。

逆に、変わらない友情や絆を伝えたいなら、黄色のカンナも素敵です。

カンナが該当する誕生花の日付

自分の誕生日の花(誕生花)って気になりますよね。

カンナは主に8月の誕生花として知られています。

まさに真夏の盛り、一年で一番暑い時期に生まれた人のための花なんですね。もしあなたが以下の日付生まれなら、カンナはあなたの守護花かもしれません。

  • 8月2日
  • 8月3日
  • 8月13日
  • 8月19日

この日に生まれた方は、「情熱的に生きる宿命」を持っているのかもしれませんね。

「もっと大きなはずの自分」を探す旅には、うってつけのパートナーと言えそうです。

 

もし身近にこの日付生まれの方がいたら、「君の誕生花は、あの『終わりなき旅』に出てくるカンナなんだよ」と教えてあげると、ちょっとした話題になること間違いなしです。

楽曲の世界観を再現するカンナの品種

銅葉(ブロンズリーフ)と鮮やかなオレンジ色の花が特徴的なカンナの品種「ダーバン」の写真。光と影のコントラストが美しい。

「歌詞の世界観が好きすぎて、実際に家でカンナを育ててみたい!」という方も増えています。

最近はガーデニングでもカンナが大人気なんですよ。

特に、花だけでなく葉っぱも美しい「カラーリーフカンナ」と呼ばれる種類は、歌詞にある「光と影」を表現するのに最適です。

 

『終わりなき旅』ファンにおすすめの品種

  • ベンガルタイガー (Canna ‘Bengal Tiger’):緑の葉に鮮やかな黄色の縞模様が入る美しい品種です。まるで虎のような力強さがあり、「誰の真似もすんな」という個性を強く感じさせます。花はオレンジ色で、見ているだけで元気がもらえます。
  • ダーバン (Canna ‘Durban’):これが私の一押しです。赤黒い銅葉(ブロンズリーフ)に、ピンクや赤のストライプが入ります。花は鮮やかなオレンジ。この「濃い影(黒っぽい葉)」と「強い光(鮮やかな花)」のコントラストが、『終わりなき旅』の「光と影を連れて進むんだ」という世界観そのものなんです。
  • シュトゥットガルト (Canna ‘Stuttgart’):2メートルを超えるほど背が高くなる品種です。「高ければ高い壁の方が」という歌詞のように、空に向かってぐんぐん伸びていく姿に勇気をもらえます。

 

庭やベランダでこれらを育てながら、水やりのたびに「情熱を灯しては」と口ずさむ。

そして、枯れた花(過去)を摘み取って、次の蕾(未来)に栄養を行き渡らせる。そんな作業を通じて、歌詞の意味を体感するのも、なかなか乙なものではないでしょうか。

カンナの花言葉と終わりなき旅の関係:まとめ

ひび割れた大地から咲く赤い花と、その先の道を歩く人物の後ろ姿。「人生は、光と影を連れて進む旅」というメッセージ画像。

ここまで見てきたように、カンナの花言葉には、ポジティブな「情熱」や「尊敬」と、ネガティブな「疑い」や「妄想」が複雑に共存していました。

でも、それこそが人生のリアリティなのかもしれません。

 

光があれば必ず影ができるように、希望を持って進む旅には、必ず不安や孤独、疑念も付きまといます。

きれいごとだけでは済まないのが人生です。

それでも、『終わりなき旅』の歌詞とカンナの花は私たちに教えてくれます。命を削るような思いをして、泥臭く進んだ先には、必ずカンナのように鮮やかな未来(花)が待っていると。

 

この記事が、あなたの「終わりなき旅」の小さな道しるべになれば嬉しいです。

迷ったときは、カンナの赤色を思い出してみてください。

さあ、また次の扉をノックしに行きましょう。

Mr.Children『終わりなき旅』のラストフレーズ「さあ、また次の扉をノックしに行こう」を引用したエンディングスライド。

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