可憐な姿でガーデニングでも人気のバーベナですが、白い花には少しドキッとするような花言葉があることをご存知でしょうか。
「バーベナ 花言葉 白」と検索して、その意味の深さに驚いた方も多いかもしれません。実は、バーベナの白には、単なる愛らしさを超えた切実なメッセージが込められているんです。
また、検索してもなかなか情報が出てこない「バーベナの黄色の花言葉」や、「バーベナの花言葉でオレンジ」に関する意味合いについても、気になっている方が多いのではないでしょうか。
「怖い」という噂の真相から、色ごとのポジティブな活用法まで、今回はバーベナの持つ不思議な魅力をたっぷりと深掘りしてお話ししていこうと思います。
この記事のポイント
- 白いバーベナが持つ「祈り」の切実な意味と歴史的背景
- 「怖い」と誤解される理由と、プレゼント時の具体的な注意点
- 情報が少ない黄色やオレンジのバーベナに関する真実
- 色によって全く異なるメッセージを使い分けるための完全ガイド
バーベナの花言葉で白が示す祈りの意味
まずは、多くの人が気になっている白いバーベナの意味から詳しく見ていきましょう。
小さくて可愛らしい花からは想像もつかないほど、その背景には古代から続く神秘的で重厚な物語が隠されているんですよ。
「私のために祈ってください」の真意

白いバーベナに付けられた花言葉、それは「私のために祈ってください(Pray for me)」です。
一般的な花言葉と言えば「愛しています」や「感謝」といった、贈る側からの能動的なメッセージが多いですよね。
それに比べて、この言葉は「祈ってほしい」という受動的な願いであり、どこか切実な響きを帯びていると思いませんか?
これは、白という色が持つ「純潔」「無垢」「神聖」というイメージと、かつてこの花が神への供物や儀式の場で、神聖な触媒として使われていた歴史が深く結びついています。
このメッセージは、単に「助けてほしい」と依存しているわけではありません。
例えば、遠く離れて暮らす家族や、戦地や危険な場所に赴く恋人に対して、「私たちの絆が守られるよう、どうか私の幸福を願っていてほしい」と求めるような、魂レベルでの精神的な繋がりを確認する言葉なんです。
物理的な距離を超えて、心と心で通じ合いたいという、純粋で強い信頼の証とも言えるでしょう。
バーベナの花言葉が怖いと言われる理由
検索候補などで「バーベナ 花言葉 怖い」といったワードを目にして、不安になった方もいるかもしれませんね。
その理由の大部分は、先ほど紹介した「私のために祈ってください」というメッセージの解釈の難しさにあります。
もし、何の前触れもなく友人からこの言葉を贈られたらどう感じるでしょうか。
「何か悪いことでもあったの?」
「深い悩みを抱えているの?」
と、心配になってしまいますよね。
このように、文脈なしでは「助けを求める叫び」のように受け取られかねないリスクがあるんです。

受け取り手の心理に配慮を
白という色は「死装束」や「白旗(降伏)」、あるいは「浄化」を連想させるため、白い花だけを花束にして贈ると、まるで別れの挨拶やレクイエム(鎮魂歌)のように重く受け取られてしまう可能性があります。
また、後述するようにバーベナが「魔術」や「呪術」に使われていた歴史的背景も、「怖い」という印象に拍車をかけているのかもしれません。
プレゼントする際は、誤解を避けるために「純粋な気持ちです」といったメッセージカードを添えたり、明るい色の花を混ぜたりする工夫が必要ですよ。
基本的な意味である魔力と魅力
色別の意味を理解する前に、バーベナという植物全体が持つ共通のテーマを知っておくことが大切です。
それは、ズバリ「魔力」と「魅力」です。
この二つの言葉は、単なる比喩ではありません。
バーベナのアイデンティティそのものなんです。現代の私たちにとって花言葉はロマンチックな遊びの一種かもしれませんが、古代の人々は、この花に「超自然的な力」が宿っていると本気で信じていました。
「魔力」という花言葉は、その歴史的記憶を受け継いだもの。
「あなたには不思議な力で私を守ってくれる頼もしさがある」や「あなたには人を惹きつけてやまない魔法のような力がある」という、相手のカリスマ性を称える最上級の賛辞として使えます。
一方、「魅力」は、小さな花が集まって一つの美しい「花手毬」を作るその姿に由来します。
和名で「美女桜(ビジョザクラ)」と呼ばれるように、桜にも似た可憐さと、地面を這うように力強く広がる生命力が、見る人の心を掴んで離さない魅力となっているんですね。
聖なる枝と呼ばれた由来と歴史

実は「Verbena(バーベナ)」という名前自体が、ラテン語で「聖なる枝」を意味していることをご存知でしたか?
この植物の歴史を知ると、花言葉の重みがより深く理解できるはずです。
歴史の中で果たした役割
古代ローマ時代、バーベナは祭壇を清めるための「聖なる箒」として使われていました。
また、外交官(Verbenarii)が和平交渉など重要な任務で他国へ赴く際、身を守るための「護符」として携帯していたという記録もあります。
さらに、ケルト文化のドルイド教徒にとっても、バーベナはヤドリギと並ぶ聖なるハーブでした。
予言や占術、病気の治癒、さらには媚薬として、魔術的な儀式に欠かせない存在だったのです。
キリスト教の伝説においても、ゴルゴダの丘で十字架から降ろされたキリストの止血に使われたことから「聖十字架のハーブ」と呼ばれています。
このように、バーベナは数千年にわたり「聖性」と「魔力」の象徴でした。
ただ可愛いだけの花ではなく、人類の精神史に深く根ざした植物だからこそ、その花言葉にも深い陰影があるんですね。
誕生花として贈る際の日付と注意点
バーベナを誕生花として贈りたい場合、最も代表的な日付は6月24日です。
この日付には特別な意味があります。
ヨーロッパでは「聖ヨハネの祝日(Midsummer Day)」にあたり、太陽の力が最も強まる夏至に近いこの時期、薬草やハーブの魔力が最高潮に達すると信じられていました。
「魔女のハーブ」としての側面を持つバーベナには、これ以上ないほどぴったりの日付ですよね。
その他にも、7月18日や、品種によっては5月25日(三尺バーベナ)の誕生花とされることもあります。
もし6月24日生まれの方へ贈るなら、「あなたのこれからの1年が、魔法のような幸運に恵まれますように」といったメッセージを添えてみてはいかがでしょうか。
ただし、先ほどもお話しした通り、白一色だと少し「祈り」の意味が強すぎる場合があるので、ピンクや赤など明るい色をミックスして、祝祭感を演出するのがおすすめですよ。
バーベナの花言葉は白と他色でどう違う
白には神聖で少し重厚な意味がありましたが、他の色はどうでしょうか。
実は、バーベナは色によって全く異なる表情(メッセージ)を持っています。
ここでは、特に情報の少ない黄色やオレンジの真実と、ギフトの定番である赤やピンクについて解説します。
誤解されがちなバーベナの黄色の花言葉
「バーベナ 黄色 花言葉」と検索してみると、ネット上では情報が錯綜していて混乱してしまうかもしれません。
中には「嫉妬」や「下品な心」といった、ギョッとするようなネガティブな言葉が出てくることもありますが、これは大きな誤解ですので安心してください。
マリーゴールドとの混同に注意
ネガティブな言葉が表示される原因の多くは、同じ黄色い草花として有名な「マリーゴールド」の花言葉が、検索アルゴリズムによって関連付けられてしまっているためです。
バーベナとマリーゴールドは全く別の植物です。
では、黄色いバーベナの本当の意味はどう捉えれば良いのでしょうか。
バーベナ本来の「魔力」「魅力」というテーマに、黄色の色彩心理である「光」「希望」「知性」「ユーモア」を重ねて考えてみてください。
黄色いバーベナの真の意味は、「抱擁」や「優しさ」、あるいは「陽気な魅力」と解釈するのが最も自然で論理的です。
ビタミンカラーの黄色いバーベナは、見る人を元気づける「太陽のような明るい魔法」を持っていると言えますね。
「あなたの笑顔は私を元気にしてくれる魔法です」なんてメッセージと一緒に贈れば、相手もきっと喜んでくれるはずです。

バーベナの花言葉でオレンジにある予言
オレンジ色のバーベナについても、明確な定義が載っている花言葉辞典は少ないのが現状です。
しかし、いくつかの資料や文献を紐解くと、興味深いことに「予言」というキーワードが浮かび上がってきます。
これは、同じキク科のカレンデュラ(キンセンカ)などが持つ意味が転用された可能性もありますが、先述した通りバーベナ自体が古代より「予言のハーブ」として使われていた史実を考えれば、あながち無関係ではありません。
また、色彩心理学的にオレンジは、赤(情熱)と黄色(希望)の中間色であり、「暖炉の火」や「夕食の団欒」をイメージさせる温かい色です。
このことから、オレンジ色のバーベナには「忍耐強い愛」や「温かい絆」「家族の協調」といった意味を見出すことができます。
激しい情熱というよりは、じんわりと心温まるような、包容力のある魅力を伝えたい時にぴったりの色だと言えるでしょう。
赤の団結とピンクの家族の和合

プレゼントとして最も使いやすく、メッセージも明確なのが赤とピンクです。
- 赤:「団結(Unity)」この花言葉は、小さな花が身を寄せ合うように集まって、一つの強固な円形(花手毬)を形成する姿からきています。赤はエネルギーの象徴でもあるので、スポーツチームの勝利祈願や、職場のプロジェクト成功を祝う場面、あるいは「同志」としての絆を確認したい時に最適です。
- ピンク:「家族の和合(Family Harmony)」赤の「団結」が持つ強さを、ピンクの「優しさ」や「愛情」で包み込んだようなイメージです。「みんなで仲良く」という温和なメッセージは、母の日や出産祝い、新築祝いなど、家庭にまつわるあらゆる慶事に適応します。白いバーベナ(祈り)だと少し重いかな?と感じる場合の、最も安全で喜ばれる代替案とも言えますね。
紫の後悔と幸運の三尺バーベナ
最後に、紫色のバーベナについてお話しします。
ここは少し注意が必要なポイントです。
一般的な紫のバーベナには、「後悔」や「同情」という花言葉があります。
紫は高貴であると同時に、日没後の闇や深い内省を連想させる色だからでしょう。
「同情(Compassion)」は「共に苦しむ」という深い慈愛の意味も含みますが、お祝いの席で「後悔」と受け取られるのは避けたいですよね。

しかし、同じ紫色の花でも、劇的に意味が変わる例外があります。それが、背が高く風に揺れる姿が特徴的な「三尺バーベナ(ヤナギハナガサ)」です。
三尺バーベナは「幸運」の印
地面を這う一般種とは異なり、空に向かって高く伸びる三尺バーベナ(Verbena bonariensis)の花言葉は「幸運に(Good Fortune)」です。こぼれ種で自然に増えていくほど強健な生命力を持つことから、繁栄や運気上昇のシンボルとされています。
もし紫色のバーベナを贈りたいけれどネガティブな意味は避けたい、という場合は、この三尺バーベナ(ボナリエンシス種)を選ぶことで、「幸運が訪れますように」という素敵なメッセージに変えることができますよ。
バーベナの花言葉で白を活用する方法:まとめ

バーベナの花言葉について、白を中心に色別の深い意味を見てきました。
白の「私のために祈ってください」は、決して怖い言葉ではなく、相手を深く信頼しているからこその切実なメッセージでしたね。
最後に、色ごとの活用シーンをわかりやすく整理しました。あなたの気持ちにぴったりの色はどれでしょうか?

| 色 / 品種 | 主な花言葉 | おすすめの活用シーン |
|---|---|---|
| 白 | 私のために祈ってください | 遠く離れる大切な人へ(手紙を添えて) |
| 赤 | 団結 | チームの応援、プロジェクトの成功祈願 |
| ピンク | 家族の和合 | 母の日、家族の誕生日、新築祝い |
| 黄(推測) | 陽気な魅力、抱擁 | 友人を元気づけたい時、快気祝い |
| オレンジ(推測) | 忍耐強い愛、予言 | 家族団欒の場、温かい絆を伝えたい時 |
| 三尺バーベナ | 幸運に | 独立・起業祝い、新たな門出 |
それぞれの色が持つ数千年の物語を理解した上で選べば、バーベナは単なるフラワーギフトを超えて、あなたの想いを魔法のように届けてくれるはずです。
ぜひ、シチュエーションに合わせて最高の一色を選んでみてくださいね。


